大学生活って、不思議と恋や欲望が入り混じる時間ですよね。とくに普段はなかなか姿を見せない憧れの先輩が、ふと飲み会に現れて隣に座ってくれたらその夜はもう平凡なものではいられない。
『広瀬先輩は泊まりたい』(作者・でぃえすおー)は、そんな日常の隙間からはじまる甘く奔放な大学生活を描いた物語です。

広瀬先輩は泊まりたいサークル名はでぃえすおー
作品名は「広瀬先輩は泊まりたい」。サークル名はでぃえすおー。
サークル飲み会からはじまる小さな奇跡
お酒の席って、ふだん話せない人と自然に距離が縮まる不思議な魔法がありますよね。黒髪で清楚、でも少しだけ影のあるような先輩が自分の隣に腰を下ろした瞬間、胸の奥が跳ねるように熱くなる。
何気ない会話の端々に潜む色気に、後輩の彼は思わず心を奪われてしまいます。
家に誘うその一歩の勇気
「もう少し一緒にいたい」
そんな気持ちで誘った彼の部屋。そこから始まるのは、ただの後輩と先輩という関係を越えた夜の物語。清楚な見た目の奥に潜む奔放さが少しずつ露わになり、理性を追い越して求め合う。
大学生ならではの衝動と、とめどなくあふれる欲望が交錯する瞬間にページをめくる手が止まらなくなります。
奔放だけれど優しさに満ちた関係
この作品の魅力は、ただ激しさを描くのではなく互いを思いやる優しさが描かれていること。連続で求め合う熱の中にも、相手を気遣う柔らかさが残っていて、それがまた切なくも愛おしい。
先輩と後輩という関係性のなかで、身体だけではなく心まで揺さぶられる物語に仕上がっています。
『広瀬先輩は泊まりたい』は、大学生の恋と性のリアルな温度を描いた日常官能譚。黒髪の清楚な先輩と過ごす夜に、誰もが一度は夢を見てしまうはず。ページを閉じたあとも、心に余韻が残る作品です。
性に奔放な女子のお手本のような広瀬先輩
女の側から見るとね、男の性欲って案外シンプルでちょっとした仕草や言葉でいとも簡単に引き出せる。そんな風に誘えると、自分の欲を満たすための賢い使い方に思えてくるのよ。
お互いに「欲しい」と「欲されたい」の関係だから、部屋でふたりきりになれば小さなスキンシップがきっかけで、すぐにエロスイッチが入っちゃう。指先で軽くしこしこする仕草なんて、わたしもつい無意識にやっちゃうの。
本音を言えば、後輩くんだから最初の一度は手だけで射精させてあげても良かったのに。なんて思ったりもした。でも、かすかな先輩後輩の距離感の中で始まった行為は、気づけば何度も果てるほど彼の欲望に溺れさせられて、呆れるくらいに満ち足りてしまった。
そしてね、その後にあえて少し距離を置いて「軽い女じゃない」雰囲気をまとわせる。これがまた女性としての賢い立ち回りなの。遊ぶことも楽しむことも知っているけれど、ほんのりとした余白を残すことで、相手の心に余韻を刻む。
そんな駆け引きに、自分でも胸がエロきゅんとするのよ。
