【氷上さんはとろけたい くりもも】JKの告白と制服の向こうにある熱

僕たちはいつも同じ教室の光の中にいた。

窓際の席で、氷上さんは静かにノートをめくっていた。黒髪がさらりと揺れ、制服の襟元からのぞく白い首筋は、どこか儚くそして火照っているようにも見えた。

ある日、彼女はぽつりと「オナニー、したことないの」と言った。まるで、誰もいない部屋でひとりごとを言うみたいに。

氷上さんはとろけたいのサークル名はくりもも

作品名は「氷上さんはとろけたい」、サークル名はくりもも。

「心臓の音がうるさい」そんなセリフがよく似合っている黒髪清楚で巨乳JKが性に目覚めていく物語。

彼女の鼓動と、ぼくの体温

氷上さんは感情の揺れに敏感な子だった。嬉しいときも、恥ずかしいときも、怒ったときさえ、体温がふわりと上がる。その熱を隠すように、彼女はいつも無口でどこか他人行儀だった。

でもそんな彼女が僕の告白に答えてくれた。頬を赤らめながら、ほんとうにぎこちなく。制服の裾をぎゅっと握りしめて、耳まで真っ赤に染めながら。

その日からだった。教室の空気がすこし、柔らかく変わった。黒板のチョークの音よりも、彼女の心臓の音の方がよく聞こえる気がした。

清らかで知らないままの欲望

ふたりきりになった放課後、彼女は少しだけ泣きそうな顔をして言った。

「どうして、こんなに苦しくなるのかな」きっと彼女の身体は、まだ名前のつけられない熱に戸惑っていたのだ。オナニーのこともキスのことも手をつなぐ意味も、彼女は知らない。

でもその「知らなさ」がまるで透きとおった水のように、ぼくの欲望を静かに包み込んでいった。

制服のスカート越しに感じる体温。指先で触れたときの震え。彼女が恥ずかしさの中で小さく笑ったとき僕はこの世界に生まれてよかったと、心から思った。

僕たちだけのささやかな季節

恋というのは、不器用でいびつででもまるで金色の鍵のようなものだ。氷上さんと過ごす時間は、その鍵で閉じられていた心を、少しずつ丁寧に開けていく過程だった。

何も知らないふりをしていた彼女が、ほんとうはすこしだけ知っていたこと。触れることの意味、唇を重ねることの温度。

ぼくたちは制服のまま、保健室でまぐわった。それらをひとつずつ確かめ合った。彼女の鼓動は、今も耳に残っている。あの夏の午後の、蝉の声のように。

黒髪の奥に揺れる揺らぎの美しさ

「黒髪清楚なJK」とは、単なる属性ではなく、内に秘めた静かな熱の象徴だ。

彼女たちは一見冷たそうに見えるけれど、誰よりも温かい。制服に包まれた彼女の熱。それは恋や性に目覚めていく過程そのものであり、見る者の心をひそかに燃え上がらせる。

僕が惹かれたのは、その「とろけそうでとろけきらない」繊細な均衡だったのかもしれない。