【蜜に喰われる FLAT】姉弟の境界を越える静かな狂気

姉と弟という関係には、どうしようもなく近すぎる距離感と見えない境界線がある。その線はたいてい曖昧で、気づいたときには足がすでに踏み越えてしまっている。

FLATの「蜜に喰われる」は、そんな線の向こう側にある静かで狂おしい関係を描く。そしてそこにはひとつの決して大声にはできない、けれど抗いがたい「好き」が確かに息づいている。

蜜に喰われるのサークル名はFLAT

作品名は「蜜に喰われる」、サークル名はFLAT

大好きな弟が射精を我慢する顔にかわいいときゅんきゅんする地味なJKの姉が皮付きショタおちんちんをシコシコするところが見どころ。

姉という名前の誘惑

彼女は地味で、メガネをかけていて胸も控えめだ。けれどその視線には、弟だけが知っている何かがあった。まるで水底に沈んだ珊瑚のような柔らかく静かな熱。

ショタの弟は童貞だった。そして弟に恋をしていた。そのことが、姉のなかにあるなにかをざわつかせた。もしかしたら、それは嫉妬と呼ぶにはあまりに甘く、所有欲というには切なすぎる感情だったのかもしれない。

けれど姉はその気持ちに素直だった。弟の精をつまり彼の「まだ知らない好きのかたち」を、少しずつ試しながら自分だけのものにしようとする。

射精ゲームという名の通過儀礼

射精を我慢するゲーム。

弟の理性と性が綱引きするなかで、姉は穏やかな笑みを浮かべる。そう彼女にとってそれは「確かめごと」だったのだ。

やがて舞台は姉の趣味であるアナルプレイへと移る。弟の身体は震え、そして境界を越える。「音アナの子みたい」と姉が呟くたびに、彼は少しずつ大人になっていく。その過程があまりに無垢で、あまりに狂おしい。

地味で細やかな官能の結晶

この作品において、性的な描写はあくまで静かに進行する。部屋の隅の埃、午後の光の傾き、そんなものと同じくらいの温度で愛撫は進んでいく。

そして最後に残るのは「彼女が喰ったのは彼の身体ではなく、彼の時間だったのだ」という妙な確信だ。姉という存在に喰われるというのは、きっとそういうことなのだ。

姉はショタの皮付きちんこの弟が我慢する射精が狂おしいほど好き

皮を被った弟のちんこから射精を我慢する表情に、姉は悦びを感じていた。それは支配や倒錯というより、もっと素朴な「好き」だった。

まるで小さなころに拾ったビー玉を、今も手のひらに握っているような。僕もまたこの作品を読んだあと、胸の奥に小さなビー玉のような熱を残された。

自慰という名の静かな祈りのなかでそれは何度も手の中で転がされた。