桃純が描くふれて溶かしてあふれさせて 名前を呼び合うセックスについて

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触れたら壊れてしまいそうな、静かで涼しげなあのコ。けれどそんな彼女が好きな人の前で少しずつ溶けていくとき、私はなぜか胸の奥がじんと熱くなる。

桃純さんの「ふれて溶かしてあふれさせて」は、言葉少なな清楚女子が恋とセックスを通して自分の身体と相手の欲望を少しずつ受け入れていく物語。

恋って、不安も甘さもぜんぶひっくるめて愛おしい。

ふれて溶かしてあふれさせてのサークル名は桃純

作品名は「ふれて溶かしてあふれさせて」。サークル名は桃純。

気持ちを重ねる甘くて深い時間

日向くんというちょっと社交的で大人びた先輩に恋をした氷上さん。不安を抱えながらも、自分のペースで気持ちを伝えようとする姿に、思わず肩入れしたくなる。

だけどね、恋って不安のままには終わらない。

ふたりきりの空間で、彼女の心が少しずつ解けていく。そのとき見せる勃起を見たときの顔、そして名前を呼びながら交わるセックス。

あの甘い時間、言葉ではなく肌で目で声で伝え合う情熱がここにはある。

清楚なコほど濡れる恋を知っていく

クールな彼女が初めて知る快感。それはただのセックスじゃなくて、愛されることを全身で感じることなのだと思う。

ゴム越しに伝わる彼の体温に震えながら、それでも彼の匂いをもっと深く吸い込みたくなる彼女の素直な欲望。その様子にこちらまで身体の奥がくすぐられるようだった。

清楚でおとなしい女の子ほど、セックスに身を任せた瞬間から一気に変わっていく。その危うさと美しさに、きゅんとしながら私はまたページをめくる手を止められなかった。

名前を呼び合うセックスにエロきゅん

1度射精したはずがまた勃起していく。まるでわたしという存在そのものが、彼の奥底にある衝動を引き寄せたかのように。その事実が、どうしようもなく私の心と身体を湿らせてしまう。

普段は穏やかで柔らかい人なのに、いざという時にはちゃんと性欲をぶつけてくる。でもその中にきちんとした節度があって、大切にされているってちゃんと伝わってくるところがたまらないのよね。情熱的がスタートだったのにゴムをつけるところなんて、そう。

名前を呼び合うセックスって、たくさんある甘やかな関係の中でもやっぱり格別に心が満たされるものだと思うの。

ただ肌が重なるだけじゃない。「あなた」と「わたし」が、ちゃんとそこにいるって感じられるから。